
薄い鉄板で、カウンターをどう支えるか
ジェルジ・ケペッシュ(György Kepes、1906–2001)の仕事を伝える美術館の入口。ケペッシュはハンガリーに生まれ、モホイ=ナジに招かれてシカゴのニュー・バウハウスで教え、のちにMITで芸術と科学をつなぐ研究の場を立ち上げた。母国にその仕事を残す場として、1990年代からエゲル市で収蔵と公開が続き、2012年、市内の歴史的建造物を改修して美術館として開館した。
手がかりにしたのは、光や自然のかたちを数理的にとらえようとしたケペッシュの態度である。来館者を迎えるウェルカムカウンターを、薄い鉄板だけで支える構造として生成した。自律的に動く観測点(Super Eye)のネットワークが空間を読み取りながら形を育てていく方法をとっている。あらかじめ形を決めて飾ったのではなく、支えるという条件から立ち上がった構成であり、できあがってみると、海綿骨の網目のような姿になった。
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DATA
| 所在地 | ハンガリー エゲル |
|---|---|
| 用途 | 美術館 |
| 年 | 2012年 |
| 階数・構造形式 | 鉄板構造 |
| 延べ床面積 | 90.51㎡ |
| 共同設計 | Ákos Maróy/Max Rheiner |
| 施工 | Fémsystem |