
まちに開くガラスの待合室を、日射を遮りながら明るく保てるか

01 問題
「病気にならないための知識を市民に届ける」という歯科医師の理念から、待合室を全面ガラスにしてまちに開きたい。しかし、ガラス張りの空間は日射の負荷が大きい。

02 計算
直射日光を遮りながら、反射光で室内の明るさを確保する庇(リフレクター)を想定し、その断面形状を変えながら室内の照度と日射を比較した。

03 空間
計算で選んだ庇の下に、反射光で明るく、まちに開いた待合室が生まれた。
この設計がもたらしたこと
理念を体現する全面ガラスの待合室を、日射の負荷を抑える庇とあわせて実現した。庇のかたちは、明るさと日射の遮蔽を比べた計算にもとづいている。
「最良の医療とは、病気にならないための知識を市民に届けること」。その理念を掲げる歯科医師の診療所です。待合室を全面ガラスにして、歯科の知識をまちに向けて発信する場としました。
ガラス張りの空間は、そのままでは日射の負荷が大きくなります。そこで、直射日光を遮りつつ反射光で室内を明るく保つ庇(リフレクター)を設け、その断面形状をシミュレーションで比較しながら決めました。
SPACE




COMPUTATION



DATA
| 所在地 | 大阪府堺市 |
|---|---|
| 用途 | 診療所 |
| 竣工 | 2018年 |
| 階数・構造形式 | 木造・地上1階 |
| 敷地面積 | 357.03㎡ |
| 建築面積 | 118.42㎡ |
| 延べ床面積 | 118.42㎡ |
| 構造設計 | 株式会社ロウファットストラクチュア |
| 写真 | 阿野太一 |
| 掲載 | GA JAPAN 156(2019年6月)pp.154–161 TDC project インタビュー |